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無添加サプリ(食品添加物フリー)の製造:制約と実績

近年、無添加品質の無添加サプリメントが増えています。
一方、残念ながら、無添加品質・無添加サプリと称しても、食品添加物だらけの商品で溢れているのが実際です。

偽物の無添加品質・無添加サプリです。

よく無添加品質で謳われる無添加成分:「保存料」「防かび剤」「膨張剤」「漂白剤」「合成着色料」なんて、通常、サプリメントでは使わない!
また、「香料」「(添加物の)甘味料」も、チュアブル錠以外や顆粒(スムージー)の錠剤やハードカプセル、ソフトカプセルでは使う必要性がありません。

問題なのは・・・
保存料・防かび剤・膨張剤・漂白剤・合成着色料は無添加、でも、合成甘味料や増粘多糖類などの食品添加物はたっぷり入っている無添加品質のスムージーなどです。

弊社では、無添加を謳うのであれば、食品添加物は不使用で、本物志向の無添加サプリを作ることをオススメしております。

無添加サプリを作るための制約

本物志向の無添加サプリを作るには、いくつかの制約が生じます。以下の制約が代表例です。

使用できる剤形や原料が限られる
例えば、ほとんどのビタミン・アミノ酸が利用できない
使用できる賦形剤も限られる(やや割高になる)

剤形に関して

最も適している剤形は、錠剤です!
弊社でもオススメしております。

次にオススメしている剤形は、顆粒とハードカプセルです。
味付けが必要な顆粒は、美味しく作ることが難しくなります。一方、青汁タイプの商品であれば、対応可能です。
ハードカプセルは、HPMC(植物性カプセル)を利用しなければ対応可能です。ただし、流動性と加工の関係上、賦形剤の比率を高める必要があります。また、着色も難しいです。

ドリンクやゼリーは、酸味料や保存料の関係上、非常に困難です。また、ソフトカプセルは、加工助剤の関係上、極めて難しいです。

原料に関して

ほとんどのビタミンやアミノ酸は、食品添加物(強化剤)です。
(葉酸酵母のようなビタミン酵母は、グレーゾーン。厳密には、添加物表示が必要。)
それ以外にも、酸味料(クエン酸・リンゴ酸・フマル酸)や機能性成分(ルテイン・アスタキサンチン-色素、フェルラ酸・ケルセチン-酸化防止剤)などで、食品添加物表示の素材が存在します。

また、食品原料だと思って採用しても、実は、賦形剤に食品添加物(例:シクロデキストリン、二酸化ケイ素)が利用されているケースもございます。
土壇場で設計変更が求められたり、最悪、食品添加物フリーが謳えないこともございます。
要注意です!

ちなみに、食品添加物に思えて、実は、食品添加物ではない素材も存在します。
オルニチン・シトルリン・コエンザイムQ10・アセチルグルコサミン・MSMなどです。合成工程があっても、食品添加物の区分には入っていません。
弊社では、無添加を謳う場合、これらの素材も配合しないことをオススメしております。

ウコン抽出物(クルクミン)や緑茶抽出物(カテキン)のように、原料によって原料メーカーが食品表示推奨するをケースと食品添加物表示を推奨するケースにわかれるものもございます。

無添加サプリの実績

弊社では、実際に「食品添加物フリー」の商品も製造・供給した実績がございます。

レモン果皮抽出物を活用した葉酸サプリ
マカ100%錠剤の妊活サプリ
キャンドルブッシュ高配合の錠剤
活きた酵素原料のサプリ

様々な商品設計でのご提案が可能です。
お気軽にご相談ください。
その際、食品添加物フリーとご希望を申していただければと思います。

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