冷え対策系原料 市場動向
美味しく体感がマスト!
ニッチなニーズで存在し続ける市場です。
主に、女性のニーズです。
冬だけでなく、冷房による冷えということで、夏にも隠れニーズが存在します。
王道は、生姜・ヒハツ・黒コショウなどの香辛料系素材です。近年は、シナモン茶などが人気です。
ただし、グラム単位で摂取が必要なシナモンだけでは長く続けにくいため、長く続けやすい味付けにするのが商品開発のポイントです。
また、サプリ形状だと、胃腸に負担をかけてしまう可能性もあるので、設計に注意が必要です。
また、末梢血管拡張という観点より、シトルリン(800mg/日)が採用されるケースも増えております。シトルリンは、味もないため、顆粒系の美味しい商品にも活用されています。
もうそろそろ、シトルリン強化の生姜湯などが出回ってくるでしょうか。
発汗は、一時的な効果です。
冷え自体の根本的な体質改善にはつながりにくいと思います。
そういった意味では、シトルリンやアルギニンによるNO産生(一酸化窒素)を高めて末梢血管を拡張させる商品設計の方がオススメです。弊社の得意分野でもあるので。
意外に、美容系や元気系の商材に、冷え性対策素材を体感素材として上手く活用するのも一つの技術です。例えば、血流が良くなると、顔色も良くなります。
実際の商品設計の現場では、体をぽかっとさせて体感させたように思わせる設計は、古くから行われている商品設計上の工夫です。
記事筆者
アンチエイジング・プロ 栗山雄司(博士)