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葛花抽出物:美活花80

葛の花
葛の花

葛は昔から根や葉、花、つるにいたるまで全ての部分が生薬や食品で利用される植物です。
花言葉は「活力」「芯の強さ」「治癒」です。

葛の根から繊維質を取り除き、純粋にでんぷんだけを取り出して乾燥させたものが一般に葛粉(くずこ)です。様々なお菓子などにも利用されています。葛粉をお湯に溶かした葛湯(くずゆ)は、滋養食として現在でも親しまれています。
葛の根は葛根(かっこん)という生薬名でも取り扱われており、多くの漢方薬に配合されています。中でも風邪などの症状が出た際に飲まれる「葛根湯(かっこんとう)」が最も有名です。

葛の花を乾燥させたものは、生薬名で葛花(かっか)と呼ばれています。秋の七草の一つでもあります。
葛花は「酒毒(しゅどく)を解す」といわれ、二日酔いの予防や解消のために日本や中国、台湾、アジア諸国で用いられてきました。
要するに、アルコールに対するデトックス効果です。

近年、その主たる薬効成分は、葛花特有のイソフラボンやサポニン成分であることがわかっております。日本では、この葛花の研究は、熊本大学の研究チームによって行われており、アルコール代謝を高める主な成分がカッカライドというイソフラボンであり、葛花のサポニンと摂取すると効果が高まることまで示しています。
そして、その後の研究で、カッカライドは腸内でイリソリドンに変換され薬効を示していることが報告されています。

引用文献

新甫ら. 葛花の薬理学的研究 第1報 葛花のアルコール代謝並びにマウス自発運動に対する影響, 薬学雑誌 1989;109(6), 424-431
新甫ら. 葛花の薬理学的研究 第2報 アルコール誘発性の代謝異常並びに実験的肝障害に対する葛花の影響, 薬学雑誌 1990;110(8), 604-611
Yamazaki T, Nakajima Y, Niho Y, Hosono T, Kurashige T, Kinjo J, Nohara T. Pharmacological Studies on Puerariae flos. III. Protective Effects of Kakkalide on Ethanol-induced Lethality and Acute Hepatic Injury in Mice. J Pharm Pharmacol. 1997;49(8):831-3.
Niiho Y, Nakajima Y, Yamazaki T, Okamoto M, Tsuchihashi R, Kodera M, Kinjo J, Nohara T. Simultaneous analysis of isoflavones and saponins in Pueraria flowers using HPLC coupled to an evaporative light scattering detector and isolation of a new isoflavone diglucoside., J Nat Med. 2010;64(3):313-20.

また、我々の未発表の研究では、その葛花イソフラボン組成も、採取時期によって変動することがわかっております。そのため、カッカライドでの規格が難しく、本原料も総イソフラボンの規格となっているのです。

もちろん、肝臓の解毒に働くわけですから、顔色が良くなるなどの美容効果も期待できるでしょう。艶やかさを演出する美容成分としても良いでしょう。また、美白の商品の多くは肝臓にアプローチしています。近年は、プラセンタ・コラーゲンとの配合やシダ系ハーブ・ニュートロックスサンなどとの配合も非常に多いです。
30代後半の女性だけでなく、設計によっては、毎日が忙しい働き盛りの女性にもオススメです。

近年の近畿大学の報告では、葛花特有のサポニンの1つ、カイカサポニンⅢに5αリダクターゼ阻害作用(薄毛の原因抑制効果)も示され始めています。

Murata K, Noguchi K, Kondo M, Onishi M, Watanabe N, Okamura K, Matsuda H. Inhibitory activities of Puerariae Flos against testosterone 5α-reductase and its hair growth promotion activities. J Nat Med. 2012;66(1):158-65.

素原料へのこだわり

葛と言ってもクズ属には、たくさんの葛が存在します。主に漢方薬に用いられるのは野生種の葛です。種によって、葛花特有のイソフラボンやサポニンの組成・含有量が異なります。野生種の葛は、酒毒を解すのに適したイソフラボン(カッカライド)を含有します。
一方、葛は繁殖力が強過ぎるため、いろいろな種で交配してしまいます。なかなか純粋な野生種の葛花だけを集めるのが困難になってきています。本原料に使用される葛花は、野生種の葛花に限定するため、一定の地域で自生する葛に限定して葛花を採取しています。

抽出へのこだわり

本葛花抽出物は、熊本大学での研究結果を反映した抽出が行われています。イソフラボンとサポニンを選択的に分離・精製(80%以上)し、カッカライドを主としたイソフラボンを50%以上含有し規格化されています。世界でもこれほど高濃度に高められた葛花の原料は存在しません。それは、イソフラボンやサポニンを多く含む野生種の葛花を選定し、野中源一郎先生が開発したイソフラボンとサポニンを効率良く抽出する特殊な製法が可能にしています。
徳川家の愛飲薬:烏犀圓をつくる製薬会社が水戸光圀が愛した酒毒を解す生薬を健康食品原料として現代に復活させたのです!

How to Use

錠剤
ハードカプセル
ソフトカプセル
顆粒

1日当たりの摂取目安量

40~80mg(規格成分:総イソフラボン)
※葛花の女性様ホルモン作用は、全く認められておりません。一方、葛花自身が作用が強いため、上限量を葛花エキス末として160mgとさせていただいております。

相性の良い素材

美容目的:プラセンタ、赤ワインエキス、山芋ジオスゲニン、人参、すっぽん など
肝ケア目的:ウコン、オルニチン、マリアアザミ(シリマリン)など
滋養強壮目的:人参、マカ、セサミンなど
育毛目的:リジン、亜鉛、パントテン酸カルシウム、プロアントシアニジン など

原料情報

梱包形態:25kg(ファイバードラム)、1kg(アルミ袋)、500g(アルミ袋)
在庫状況:常時在庫
目安納期:3~5営業日

美活花80の各種資料

品質規格書や製品案内などについては、以下ダウンロードページから入手くださいませ。

ダウンロードページ

※特許関係や組み合わせ素材の相性など制限のある原料のため、供給には、誓約書の提出が必要です。

その他原料情報

区分:食品
キャリア:なし
アレルゲン:表示不要
遺伝子組み換え:なし
BSE:対象外
原材料表示名:葛(花)抽出物(中国製造※)※原産地表示が必要な場合、葛花抽出物、プエラリア(花)エキス末

野中烏犀圓ブランドについて

野中烏犀圓(ウサイエン)ブランドの原料は、ポリフェノール研究の第一人者:野中源一郎先生の指導の下で生産されている漢方をベースとした植物抽出物原料です。
安全であることは当然ながら、安価で高品質の原料であることが特徴です。
リーズナブルなコストで有効成分をエビデンス量配合し、体感性の高い商品作りを原料供給からサポートいたします。

徹底された生産管理体制で作られる高品質な原料

本原料は、世界最大級の抽出工場で、徹底管理された生産管理体制の下、製造が行われています。カラム分離技術を特徴とし、有機溶媒の使用が制限された工場です。酢酸エチルやアセトンなどによる有機溶媒で抽出された原料である心配が全くございません。
また、本工場のもう一つの特徴は、素原料の管理体制です。素原料の段階から厳しい農薬管理が行われており、基準に合わない素原料は用いられません。
さらに、野中先生が定期的に工場を訪れ、開発業務だけでなく、品質管理指導も行っておられます。世界の名だたる大会社の委託工場としての一面もあり、中国の抽出工場ですが、品質管理体制も世界のトップクラスのレベルで行われております。

野中先生プロフィールは野中烏犀圓

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