認知機能系原料 市場動向
日本の未来を救う商品作りを!
年々、ニーズと売上が伸びている市場です。
超高齢化社会の日本において、最も重要な市場とも言えます。
イチョウ葉のように脳の血流改善をメカニズムとした素材と、オンジュ(医薬品)やジオスゲニンのような脳神経細胞の再生・修復をメカニズムとした素材など、いくつかに分類されます。
海外では、クルクミンが人気の素材です。
また、要介護者を減らす目的でパンなどの加工食品への葉酸の添加が義務化されています。
一方、完全に機能性食品の領域の商品群になりつつあります。
例えば、機能性表示食品制度が始まり、一般健康食品での「冴」などのワードが薬機法に抵触するようになってきています。
近年は、脳疲労も低減するプラズマローゲンや脳の栄養:中鎖脂肪酸なども人気です。今後、中鎖脂肪酸を基材に用いたプラズマローゲンとジオスゲニン(申請中)を組み合わせた機能性表示食品なども、面白いであろう。
また、今後、医薬品では展開できない部分として、カプセル剤形の商材から粉末剤型などの一般食品剤形へも発展していくだろう。
実際、ジオスゲニン(小麦のような風味)は、大手外食チェーン店にも採用された実績がある。日々の食事に添加して、認知機能低下を予防する商品も増えてくると予測される。
記事筆者
アンチエイジング・プロ 栗山雄司(博士)