厚生労働省が時期別に推奨する鉄摂取量「知らなかった」8割以上
2019年1月10日(木)
研究結果ではなく、アンケート結果なのですが、興味深い内容でしたので、ご紹介です。
【鉄分に関するアンケート調査】
鉄不足の症状4割以上「自覚あり」対処法は食事やサプリ
鉄に2種類あることを「知らなかった」7割以上
厚生労働省が時期別に推奨する鉄摂取量「知らなかった」8割以上
葉酸と共に、妊婦が不可欠な鉄です。サプリを上手く利用して補う必要があります。アンケート結果の通り、あまり知られていない。
こういった点が注目されることは、非常に良いことだと思います。
この鉄の摂取は、考慮しなければならない点が2つあります。
1. 妊活期はそれほど必要ない(必要なのは妊娠期)
2. 鉄は素材選びが重要、ラジカルに注意!
妊活サプリに鉄が入っている商品も多々ありますが、妊活期には鉄はそれほど必要ではないです。必要なのは、妊娠期です。
一方、妊娠期(中・後期)に入ると、葉酸の摂取量を減らし、鉄の摂取量を増やす必要性が出てきます。
摂取量が変化するため、摂取量コントロールが難しいです。
また、鉄は、ヘム鉄、フェリチン鉄、鉄塩(クエン酸鉄、プロリン酸鉄など、旧 非ヘム鉄)に分けられます。吸収が良いのは、ヘム鉄とフェリチン鉄。
(記事にあるヘム鉄、非ヘム鉄と分けるのは古い分け方)
吸収の良い鉄を選択することも重要ですが、便秘や老化の要因になるフリーラジカルの生じない鉄を選ぶことも重要です。フリーラジカルを発生させないのは、吸収機構が異なるフェリチン鉄だけです。