酢酸(機)
酢酸は、お酢(食酢)の有効成分の1つです。
ほとんどの場合、お酢ドリンクとして利用されています。
近年は、酢酸を機能性関与成分とした機能性表示食品も数多く販売されています。
昔から、お酢は体に良いと言われていますが、近年、この体に良い理由が科学の力で明確にされつつあるのです。
期待される効果
内臓脂肪の減少
お酢には毎日継続的にとることで肥満気味の方の内臓脂肪を減少させる働きがあることが、科学的に証明されています。
近藤らの2009年における報告では、成人男女に酸度5%の食酢約15ml(酢酸750mg)を含む飲料もしくは含まないプラセボ飲料(酢酸の代わりに乳酸)を1日1本(500ml)、朝晩2回に分けて12週間毎日続けて摂取させ、食酢を含む飲料を摂った多くの方で内臓脂肪、体重、腹囲、BMI、血中中性脂肪が減少しました。
引用文献
Vinegar Intake Reduces Body Weight, Body Fat Mass, and Serum Triglyceride Levels in Obese Japanese Subjects. Biosci. Biotechnol. Biochem. 2009;73(8): 1837-1843.
血圧の正常化
お酢は、血圧の正常化にも役立ちます。
食酢に含まれる酢酸は、アデノシンを介した血管拡張作用により、血管抵抗を緩和することが報告されており、食酢を使用した飲料を用いて血圧降下が示されている報告もあります。
引用文献
トマト酢含有飲料の正常高値血圧者および軽症 高血圧者に対する長期摂取時の有効性および安全性の検討 薬理と治療 2006; 34(6): 23-735
食酢配合飲料の正常高値血圧者および軽症高 血圧者に対する降圧効果 健康・栄養食品研究 2003; 6(1) 51-68.
記事筆者
アンチエイジング・プロ 栗山雄司(博士)
How to Use
ドリンク
1日あたりの摂取目安量
機能性表示食品は750mg
酢酸は、主に米酢や黒酢などの食酢由来のものを用いて機能性表示食品とされることがほとんどです。
弊社では、お酢ドリンクのOEM供給を承っております。
一方、機能性表示食品として申請する場合、システマティックレビュー(SR)が必要になるため、お客様でSRのデータを用意していただく必要があります。