珊瑚草エキス(化粧品)
珊瑚草(アッケシソウ、学名:Salicornia Herbacea)とは、アカザ科に属する一年性草本で、世界的にはヨーロッパ、アジア、北アメリカなどの寒帯地域に広範囲に分布します。
潮汐の干満に規定される、平均冠水位から満潮水位の間の海に接する陸地や内陸に発達する塩湿地に生育する塩生植物です。
秋になると茎および枝の濃緑色は紅紫色へ変化する姿から、珊瑚草と呼ばれます。
珊瑚草エキスは、肌の水分調整に大きく関与するたんぱく質アクアポリン(細胞内アクアポリンのアクアポリン8)を増やし、肌の保湿力能力を根本的に高める働きがあります。
アクアポリンとは
アクアポリンとは、水を選択的に通すタンパク質であり、肌の保湿の大きく係る因子です。
多くの臓器や器官の生体膜がこのアクアポリンの働きによって生体機能を保っています。
近年、このアクアポリンの研究が進み、医療技術にも様々な応用が検討され始めています。まさに最先端の研究です。
このアクアポリンの発見は、世紀の発見とも呼ばれ、発見者のPeter Agreが2003年にノーベル化学賞を受賞しています。
下記グラフは珊瑚草エキスによる肌保水力の変化です。
保湿機能が60倍になっています。
活用用途
オールインワンゲル、保湿クリーム、美容液、固形石鹸などで活用できます。
※本品は、珊瑚藻の油溶性成分を抽出しているため、エステル油をベースとしております。
そのまま、油の状態のままご使用いただくか、乳化加工してジェル化粧品に配合することをオススメいたします。