グリシン
グリシンは非必須アミノ酸のひとつです。
甘味をもつため、ゼラチン糖と呼ばれていました。
アミノ酸の中でも最も小さく、体内ではスレオニン、セリンから合成されます。
グリシンは、コラーゲンの主要成分で、また、脊椎や脳幹に多く存在し、中枢神経で抑制系の神経伝達物質として働いています。
グリシンは、軟骨、エビ、かに、いか、ホタテなどに含まれます。
グリシンは、体内で最終的にグルコースとなる糖原性アミノ酸で、エネルギー源にもなるアミノ酸です。
グリシンに期待される効果
精神安定
グリシンはセロトニンの分泌を活性化するため、うつ病予防などに効果があると言われています。
安眠
グリシンは身体の中心温度を下げるため、睡眠を促す効果があるといわれています。
また、睡眠の質も向上すると言われており、間接的に成長ホルモンの分泌を促進します。
美肌
コラーゲンの3分の1を占めており、弾力やハリのある肌を維持します。
抗酸化作用
グリシンは活性酸素を除去する作用が報告されており、アンチエイジングに有効なアミノ酸です。
摂取の注意点
過剰摂取により呼吸筋のマヒが起こる可能性があります。