リジン/リシン HGHアミノ酸
リジンは体内で合成できない必須アミノ酸のひとつで、牛乳から発見されました。
リシンと表記することもあります。
リジンは人体を構成するたんぱく質の組み立てに必要な栄養素で、身体の修復や成長に深く関与しています。
また、脂肪燃焼を促進するカルニチンの原料です。
リジンは肉、魚、牛乳、チーズ、豆腐、納豆などに含まれます。
リジンは体内で最終的にケトン体となるケト原性アミノ酸で、筋肉のエネルギー源にもなるアミノ酸です。
リジンに期待される効果
疲労回復
リジンは、たんぱく質の吸収を促進し、ブドウ糖の代謝を良くして身体の疲れを低減することがわかっています。
持久力系のスポーツサプリにも配合される理由です。
骨強化
カルシウムの吸収を促進することがわかっています。
成長ホルモン分泌
成長ホルモンの分泌を促す効果も報告されており、HGH系の粉末ドリンクにも多く利用されています。
引用文献
Use of amino acids as growth hormone-releasing agents by athletes. Nutrition. 2002;18(7-8):657-61.
肝機能強化
アルコール摂取などで弱った肝臓を活性化し、脂肪酸の利用を促進することがわかっています。
引用文献
The attenuation of hemorrhage-induced liver injury by exogenous nitric oxide, L-arginine, and inhibition of inducible nitric oxide synthase. J Invest Surg. 2003;16(5):247-61.
ヘルペス予防
リジンは、アルギニンとの拮抗作用によって、抗ヘルペス作用が確認されております。
引用文献
Success of L-lysine therapy in frequently recurrent herpes simplex infection. Treatment and prophylaxis. Dermatologica. 1987; 175(4):183-90.
Treatment of recurrent herpes simplex infections with L-lysine monohydrochloride. Cutis. 1984;34(4):366-73.
Safety and effectiveness of an L-lysine, zinc, and herbal-based product on the treatment of facial and circumoral herpes. Altern Med Rev 2005 ;10:123-7.
育毛
ミノキシジルとの相乗作用の特許が米国で存在し、男性脱毛症の改善に効果があると言われていて、現在、リジンを含んでいる育毛系商品が多数販売されています。
引用文献
Use of L-lysine in the treatment of hair loss US Patent: US6136860A
How to Use
- 錠剤(タブレット)
- ハードカプセル
- 顆粒
- ドリンク
1日あたりの推奨摂取量
500~1500mg
※WHOなどでは約2.1gとなっていますが、食事で日常的に摂取している量を含みます。付加的に摂取する場合、上記の量をオススメいたします。
アルギニン摂取によるヘルペス発症リスクを低減するため、アルギニンなどと共に、利用されるケースが多いです。アルギニンを高配合した商品の場合、リジンも適度に配合されることをオススメいたします。
摂取の注意点
過剰摂取によりアミノ酸バランスが崩れると腎機能障害を招く可能性がありますので、健康食品を製造するときは、ひとつだけ過剰に摂取しないように注意が必要です。
特に、リジンは、1500mg以上の付加的摂取で腎障害の事例も報告されているため、1500mg以下での設計をオススメしております。
本原料は、原則、OEM製造に限定させていただいております。
ご興味がございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。