Dr. Okamoto ピュアエラスチン 弹性蛋白
エラスチンは、牛、豚、馬、鶏の血管、靭帯に多く含まれています。また、珍しい部位では、カツオやマグロの動脈瘤(りゅう)などに含まれます。
靭帯はほとんど食べませんので、日常の食生活から補うことはできません。
肌の真皮はコラーゲンが約70%と最も多く、エラスチンは約1.4%にしかすぎませんが、エラスチンがコラーゲンを支えているため、皮膚の弾力性を維持することができています。バネのような構造をしていることが知られています。
このエラスチンは、肌のバネ成分として、美容素材として広く知られて始めています。そのため、コラーゲンやプラセンタなどの差別化素材として利用されることが多い素材です。
また、大動脈には約30%、首の靭帯では約75%と多くエラスチンを含む部位も存在しています。弾力性を常に必要として、弾力性が失われると命に関わる部位にエラスチンは多く含まれるようです。
近年は、動脈硬化や関節のこわばりなどとの関係も明らかになりつつあります。例えば、動脈硬化の血管は、エラスチンが減少してしまっていることも明らかになっています。
このエラスチン、単なる美容素材というより、実は、トータルアンチエイジング素材でもあるのです。
本原料は、岡元先生(九州工業大学名誉教授、理学博士・医学博士)によって開発された高分子エラスチンの原料です。
高分子エラスチンとエラスチンペプチド
一般的に流通しているのは、エラスチンペプチドと呼ばれ、エラスチンをペプチドのサイズまで分解したものになります。分子量は、一般的に500~5000くらいとなっています。
Dr. Okamotoのピュアエラスチンは、ペプチドの原料ではなく、高分子(平均分子量2~3万)のエラスチン原料です。エラスチンが分解されていないため、酵素によって消化されて生じる活性ペプチドの数が多いのが特徴です。
このエラスチンの分解度を示す指標として、エラスチン同士をつなぎ合わせるデスモシン・イソデスモシンの含有量が重要になってきます。この分子量が高くデスモシン・イソデスモシ含有量が多ければ多いほど、分解していない構造であることを示します。
本原料は、特殊な製法により、デスモシン・イソデスモシを日本最高値の1.2%以上の含有量を保ちつつ抽出されています。
(左図:Grayらによるエラスチン構造のイラスト)
由来原料は豚です。約600頭の豚から、わずか1kgしか取れない貴重な原料です。
岡元先生の研究では、豚のエラスチンがヒトのエラスチンに非常に類似しているため、豚を選定しています。
ピュアエラスチンに期待される効果
肌の改善効果
高分子エラスチンは、エラスチンペプチドにない機能性を持っていると考えられています。
まず、岡元先生の研究では、この本原料のエラスチンで肌のシワやたるみに対しての改善効果が明らかになっています。対照のコラーゲン単体では効果は示さなかったのに対し、エラスチン100mgをコラーゲンと同時に摂取することで機能性が示されています。
近年では、血圧に対する効果などが示され始め、今後の研究が期待されます。
引用文献
岡元孝二ら 皮膚の測定・評価法バイブル 技術情報協会出版 2013
岡元孝二ら エラスチン・コラーゲン併用摂取による肌質改善効果の検証 新薬と臨床 2011; 60(3) 217-228.
記事筆者
アンチエイジング・プロ 栗山雄司(博士)
How to Use
錠剤
ハードカプセル
ソフトカプセル
顆粒
1日あたり摂取目安量
35~100mg
エラスチンペプチドより少量で機能性が期待できます。
最終商品での表示名称:水溶性エラスチン
弊社では、本原料を用いたサプリメントの商品受託製造も行っております。弊社は、高分子であることを特徴としたアンチエイジング素材を得意としております。
もちろん、原料販売のみの販売も行っております。
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