HMB-Ca(HMBカルシウム)(機)
HMB(β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸)は、必須アミノ酸/分岐系アミノ酸BCAAであるロイシンの代謝産物です。
高い運動能力や筋力増強を必要とするアスリートやボディビルダーに注目される成分とされています。機能性表示食品にも利用されるくらいヒト有効性データが豊富で、筋重量の増加や筋肉の損傷抑制効果があると言われており、サプリメント先進国の米国ではメジャーなスポーツサプリメントとして多くのアスリートに愛用されています。近年、高齢者のサルコペニア(ロコモの1つであり、老化に伴う全身の筋肉量減少)の予防や改善にも有効であることがわかっています。
ロイシンより少量で効果が期待できることが人気の要因のようです。
アスリートは、分岐系アミノ酸BCAAをドリンクなどで摂取しながら、HMBをサプリメントで補うのがオススメです。
日本では、筋肉をつけて代謝を上げるタイプのダイエットサプリメントでも人気が高まりつつあります。伸びている筋肉を付けながらダイエットの市場に適しています。
高い確率で結果が伴うダイエットとして、低糖質ダイエット(夜だけでも)を実行しながら、筋トレを組み合わせた健康的なダイエットが近年の主流です。
なお、本原料は、安定化のため、HMBのカルシウム塩に加工されています。通常、HMBは、HMBカルシウムを指します。
引用文献
Effect of leucine metabolite β hydroxy-β methylbutyrate on muscle metabolism during resistance exercise training. J Appl Physiol (1985). 1996;81(5):2095-104.
Nutritionalsupplementation ofthe leucine metabolitebeta-hydroxy-betamethylbutyrate (HMB)during resistancetraining. Nutrition. 2000;16(9):734-9.
Beta-hydroxy-beta-methylbutyrate ingestion, Part I: effects on strength and fat free mass. Med Sci Sports Exerc. 2000;32(12):2109-15.
Body composition in 70-year-old adults responds to dietary beta-hydroxy-beta-methylbutyrate similarly to that of young adults. J Nutr. 2001;131(7):2049-52.
Creatine and beta-hydroxy-beta-methylbutyrate (HMB) additively increase lean body mass and muscle strength during a weight-training program. Nutrition. 2001;17(7-8):558-66.
Effect of β-hydroxy-β-methylbutyrate (HMB) on lean body mass during 10 days of bed rest in older adults. Clin Nutr. 2013;32(4):659.
Effect of calcium β-hydroxy-β-methylbutyrate (CaHMB) with and without resistance training in men and women 65+yrs: a randomized, double-blind pilot trial. Exp Gerontol. 2013;48(11):1303-10.
The effects of 12 weeks of beta-hydroxy-beta-methylbutyrate free acid supplementation on muscle mass, strength, and power in resistance-trained individuals: a randomized, double-blind, placebo-controlled study. Eur J Appl Physiol. 2014;114(6):1217-27.
Effect of Oral Beta-Hydroxy-Beta-Methylbutyrate (HMB) Supplementation on Physical Performance in Healthy Old Women Over 65 Years: An Open Label Randomized Controlled Trial. PLoS One. 2015;10(11):e0141757.
記事筆者
アンチエイジング・プロ 栗山雄司(博士)
How to Use
錠剤
ハードカプセル
顆粒
1日あたりの摂取目安量
カルシウム塩として1500mg以上
機能性表示量:カルシウム塩として1日1500mg以上
目的:スポーツ(筋肉系)、ロコモ/サルコペニア、ダイエットサポート
剤形適正:錠剤、ハードカプセル(、顆粒)
※味が非常に悪く(苦味)、ふかふかな素材です。高配合しにくいのでご注意ください。
組み合わせとして相性の良い素材
・山芋ジオスゲニン・・・アスリートサプリ向け、シニアサプリ向け
・鮭鼻軟骨抽出物・・・ロコモサプリ向け
・クレアチン・・・アスリートサプリ向け
・各種プロテイン(ホエイや大豆など)
・ビタミンD・・・筋肉量だけでなく筋力も上げるためには血中のビタミンDを上げておく必要があるようです。
※L-カルニチン酒石酸塩を含め、塩に加工されている原料は、何らかの原料と反応する可能性がございます。過去、いくつかのアミノ酸が塩を引っ張ってしまい、剤形を維持できないケースも出てきております。必ず試作後(+何らかの安定性試験後)の商品化が必須です。
協力会社の原料であり、安価に仕入れておりますが、基本、OEM商品でのみ供給供給させていただいております。
機能性表示食品対応も行っております。
ご興味がございましたら、お気軽に、お問い合わせください。
弊社では、主に自社原料・(代理店等を行う)契約会社原料として、供給しております。その他原料の調達も承っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
なお、自社原料以外の供給原料は、原則、代理店価格にて調達できる原料に限定させていただいております。