山芋ジオスゲニンの認知機能改善効果
2018年11月12日(月)
2017年10月、科学雑誌Nutrients(栄養素)で山芋ジオスゲニンの認知機能改善効果が報告されています。
この報告は、弊社のDiopower®15が試験食品として使用されており、過去、弊社チーフコンサルの栗山も、ブログで紹介しています。詳しくは、ブログ記事をご参照ください。
現在、この報告を用いて、機能性表示食品の申請も行われています。
そして、このジオスゲニンの効果の素晴らしい点と欠点。
素晴らしい点:脳神経の修復・再生のメカニズムであること
欠点:健常人では、体感がない。メカニズムの違いを標榜できない。
認知機能の低下は、加齢で生じる現象の1つですが、いきなり生じるものではなく、40代後半くらいから徐々に起こり始めます。そのため、発症も認識しにくく、同時に健常人では改善の体感も起こりにくいのが欠点です。
また、この報告の1つ前には、2012年、作用メカニズムの発表が行われています。富山大学のプレスリリーズは、残っていないのだが、以下のようなニュース記事は残っています。
富山大、アルツハイマー病で衰えた認知機能を改善させる特効成分を発見
実は、この作用メカニズムが非常に重要です。今までのような血流改善による認知機能の改善だけではないのです。
脳神経の修復・再生、いわば、根本治癒なのです。
作用メカニズムについては、機能性表示食品の申請時に提出されるのですが、ヘルスクレームでは、ここまで標榜できないことが非常に残念な点でもあります。
一方、メディアによって取り上げられることで、この作用メカニズムが公知になっていけば、世の中で活用される確率も高まっていくだろう。そう望むばかりです。