高齢者のレスベラトロール摂取による効果(アメリカ)
2018年11月8日(木)
国立健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報でレスベラトロールの文献紹介がなされました。
やはり、高用量の摂取では、レスベラトロールの機能性も変化してくるようです。弊社赤ワインエキスでは、健常人対象にもかかわらず、12週間で血管内皮機能は正常値まで改善されております。加えて、血圧も、有意傾向まで示されました。
この結果からもわかるように、低用量で他のポロフェノールと一緒に摂取した方が良い結果がでやすいようです。
この差は、直接的にサーチュインに働くかどうかのメカニズムの差によるものなのでしょう。低用量だと直接的に働くけど、高用量だと関節的にしか働かないことがわかっております。
●「レスベラトロール」 (181108)
有効性:循環器・呼吸器
・高齢者30名 (平均67±7歳、アメリカ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、レスベラトロール1,000~1,500 mg×2回/日を6週間摂取させたところ、推定インスリン分泌量の増加、空腹時の血管内皮機能検査の反応性充血指数 (RHI) の改善が認められた。一方、他の糖代謝指標 (血糖値、HbA1c、インスリン濃度、HOMA-IR、Matsuda index、インスリン分泌能) 、体重、体脂肪率、収縮期および拡張期血圧、血中脂質 (HDLコレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリド) 、高感度CRP値、アディポネクチン濃度、リポ蛋白関連ホスホリパーゼA2、空腹時および食後の脈波増大係数、食後のRHIに影響は認められなかった (PMID:28329397) 。